ステントグラフト及び装置並びに取り付け方法
专利摘要:
ステントグラフト(100)は、引き結び又は自己引き締め結びの結び目(112)で終端する第1端部と、結び目(112)に受け入れられ且つ中で摺動できる第2端部とを有する、締付け可能なループ要素(104)が備わっている。結び目(112)は縫合糸によってステントグラフト100に結わえ付けられて、そこに固定される。ループ(104)は、グラフト材料の内側と外側の間を通過するような方法及びステントグラフト(100)の調整された湾曲が可能であるような方法、詳細にはループ(104)の範囲内で保持される隣接したステントの重なりの調整で、ステントグラフト(100)に取り付けられる。導入器アセンブリはまた、配備処置中にステントグラフト(100)への固定が可能な制御カニューレと、さらに、ステントグラフト(100)の近位端での縫合糸のループ(150、152)の機構であって、配備処理中の該ステントグラフトを曲げる処理中に、収縮した形態に該縫合糸のループを保持するための機構とを含むことが開示される。 公开号:JP2011516202A 申请号:JP2011503974 申请日:2009-04-03 公开日:2011-05-26 发明作者:ベント オーレンシュラエジャー,;ティロ コルベル,;キム,;モエジェルヴァン ジェンセン,;マーティン マリーナ,;エリック,;イー. ラスムッセン, 申请人:ウィリアム クック ユーロープ アーペーエス;クック インコーポレイテッド; IPC主号:A61F2-82
专利说明:
[0001] 本発明は、ステントグラフト、ステント又は類似の装置などの植え込み型医療装置、並びに、そのような植え込み型医療装置を患者の管腔内に、特に、大動脈弓などの大きく湾曲した管腔や配置ミスが殆ど許されない場所、例えば、正常な血管壁の短いネック部を有する管腔などに、取り付けるための装置及び方法に関する。] 背景技術 [0002] 例えば、血管の動脈瘤を含め、血管障害の修復のための人工器官が当技術分野においてよく知られている。そのような病態の治療のための一般的な人工器官はステントグラフトである。] [0003] この種類の人工器官は、典型的には患者の表面に近接する静脈又は動脈を通して管腔内に配置され、例えば、大動脈人工器官は、通例大腿動脈を通して送り込まれる。一般に認められている配備の方法は、処置される脈管構造内の部位まで、導入器アセンブリによって追随される経路に沿ってガイドワイヤの配置を伴う。一旦、ガイドワイヤが配置されると、一連のカテーテルがガイドワイヤに沿って前進し、最終的に、取り付けられるステント又はステントグラフトを搬送するカテーテルアセンブリの導入となる。カテーテルは患者の脈管構造の湾曲及び旋回に沿ってガイドワイヤを追随する十分な追跡能力を有しており、例えば、大動脈弓などの大きく湾曲した血管にステントグラフトを嵌合させることができるように十分に湾曲できるものもある。] 先行技術 [0004] 米国特許第6,974,471号] 発明が解決しようとする課題 [0005] そのような処置は大動脈弓に実行できるが、その位置の大動脈のきつい湾曲のため、困難な状態に陥る。1つのそのような問題はステントグラフトの近位端に関連して起き、該近位端は不正確に嵌合される傾向があり、その結果、ステントグラフトに付与された湾曲のため、大動脈の内壁の周りを不完全にシールするようになる。これはステントグラフトの外側の周りで血液の漏出及び効果的な治療を抑えることにつながる可能性がある。さらに、既知の処置を使っての最適でないステントグラフトの配置の結果として、ステントグラフトの近位端の周りにシールを提供するために必要な正常な血管壁のネック部分の長さに制限を生じる。これは、そのようなステントグラフトの、特に分岐血管に近接した動脈瘤の治療での使用を制限する。加えて、ある事例では、少なくとも、ステントグラフトの近位端の一部分が緩く血管内に配置されたままとなり、早期の疲れ破損及び血栓発生をもたらす可能性がある。] [0006] これらの問題を解決しようと努力がなされてきた。例えば、本願出願人の米国特許第6,974,471には、ステントグラフトを配備する時点で同ステントグラフトに湾曲部を与えるための機構が記載されている。] [0007] 正常な血管壁の短いネック部及びその他の困難な病変を有する管腔、特に大動脈弓へのステントグラフト及びその他の装置の配置は、正常な組織との良好な結合を得るために、また、特に長命で血管壁と密な流体シールをもたらす結合を得るために、極めて精確なものとする必要がある。先行技術のシステムは装置の一定の再配置を見越している。しかしながら、装置が所定位置に正確に嵌合されていない場合、配置処置が繰り返される必要がある。例えば、可能である場合は装置を引き抜いて送達導入器に戻し入れ、配置操作を再び始める。配置処置の繰り返しは手術時間、外傷性傷害を増し、さらに功を奏する結果を保証しない。ある事例では、配置処置を打ち切る必要がある。] [0008] 本発明は改良された植え込み型医療装置及び患者にステントグラフト又はその他の装置を取り付ける改良されたシステム及び方法を提供することを目的とする。] 課題を解決するための手段 [0009] 本発明の1つの態様によれば、圧縮可能な及び湾曲可能な構造を有する植え込み型医療装置であって、縫合糸からなるループであって、結び目で閉じられた第1端部と、結び目を通って通過し且つその中を少なくともループの締付け方向に摺動することができる第2端部とを含み、前記ループの締め付けが前記装置を湾曲させるように前記装置に取り付けられている縫合糸のループと、前記医療装置の一部分に前記結び目を結合する結び要素を含む医療装置が提供されている。] [0010] ループは、医療装置が湾曲するように片側で圧縮されることを可能にしている。医療装置がステントグラフトの場合、例えば大動脈弓の湾曲部にフィットするように曲げるようにすることができる。ループの結び目を結合する結び要素により、医療装置を保持するその他の結び目を必要とすることなく、ループが締め付けられることを確実にする。] [0011] 好ましくは、結び目は引き結び目(slip knot)及び自己引き締め結び目(self-tightening knot)のうちの1つである。引き結び目は配備後、ループが付勢している力を装置から取り除き、該装置を、それが取り付けられている管腔とともに曲げることを可能にする。自己引き締め結びは、医療装置が配備後であっても最小の湾曲を保持することを確実にする。両者の選択は特に医療応用に利点がある。] [0012] 好ましくは、前記装置は弾性手段で相互に連結した複数のステント有しており、前記ループは、前記各ステントの隣接する複数の位置で前記装置の表面に保持されるように取り付けられ、それにより、前記ループが締め付けられ隣接したステント間での弾性手段の折り曲りを生じるようにるとき、少なくとも前記ステントの幾つかがお互いに所定の態様で重なるようにする。] [0013] 好ましい実施形態においては、医療装置はステントグラフトであり、弾性手段が隣接したステント間のグラフトファブリックである。] [0014] 好ましくは、前記ループがその中に保持される隣接した各ステントの重なりを生じさせるように前記装置に取り付けられている。] [0015] 1つの実施形態において、前記ループが、前記装置の近位端から遠位端に向かう方向において、各ステントの後端をその隣接するステントの前端の上方に摺動させるように取付けられる。] [0016] 別の実施形態においては、前記ループが、前記装置の近位端から遠位端に向かう方向に、各ステントの後端をその隣接するステントの前端の下方に摺動させるように取付けられる。] [0017] 前記ループが、前記ステントの少なくとも1つをその両側に配置されたステントの間で引っ張られるように取り付けられてもよい。] [0018] 好ましくは、前記少なくとも1つのステントが、それに隣接した前記ステントの下の位置に、前記装置の外側に横たわるように引っ張られる。別の実施形態においては、前記少なくとも1つのステントが、それに隣接した前記ステントの下の位置に、前記装置の内側に横たわるように引っ張られる。] [0019] 1つの実施形態において、前記ループが、前記装置の内部空間とその外側の間で複数回通過し、それにより、前記装置にその前記内側から前記外側までの前記ループの移行箇所の間の各位置において圧縮されまたは折り曲がるように、前記医療装置に取付けられる。] [0020] この方法によるループの構成は、該ループが実質的には全体が装置の外側又は内側のどちらか一方に配置される既知の構成に比べて、医療装置の以前よりよい状態の湾曲の制御を提供する。ループを装置の内側から外側に複数回通すことによって、ループの側面で装置のより良好な調整された圧縮が可能となる。] [0021] 好ましくは、装置の近位端をその湾曲の間束縛する収縮装置を提供もする。] [0022] そのような収縮装置は、特に有用な装置であり、該装置はその近位端に棘又はその他の錨着装置を有しており、その場合には、収縮装置はその配備と湾曲が終わるまで該棘などを血管壁に係合しないようにする。] [0023] 前記収縮装置は、前記装置の前記近位端の周りに巻き付けられた少なくとも1つの糸を含んでもよく、前記少なくとも1つの糸が前記装置の完全な配置を可能にするために束縛する構成から解放可能である。] [0024] 本発明の別の態様によれば、本明細書に明記されているように、患者の管腔に、植え込み型医療装置を配備するのに適している導入器アセンブリが提供され、カニューレであって、その遠位端に開口部を提供するカニューレと、前記開口部を通って前記カニューレによって保持することができ、且つ前記植え込み型医療装置の一部分に結わえ付けられる結びループと、前記医療装置の配備の際に前記結びループを解放することができる解放要素とを含む。] [0025] 好ましくは、前記解放要素は、制御要素であって、前記結びループがそれ自体を前記カニューレに保持するように該制御要素の周りに保持される制御要素を含み、前記制御要素は前記カニューレから前記結びループを開放するために引き込み可能である。] [0026] 前記制御要素は制御棒又はワイヤであってもよい。] [0027] 本明細書に明記されているように、医療装置の場合には、前記カニューレが前記医療装置の前記締め付け可能なループの第2端部を収容するルーメンを提供するのが好ましい。] [0028] 有利なことには、前記解放要素が、締付け可能なループの第2端部に取り付けられる引張り紐又はワイヤを含む。] [0029] 好ましくは、前記解放要素が締付け可能なループの第2端部を引張り紐から解放することができる。] [0030] 1つの実施形態においては、前記引張り紐が、前記締付け可能なループの前記第2端部上にループ状端部と係合可能なループ状端部が備わっており、前記引張り紐の前記ループ状端部は、前記解放要素によって保持することができ、前記解放要素の引き抜きによって解放可能であることにより、前記導入器から締付け可能なループを取り外す。] [0031] 導入器アセンブリは、前記医療装置の近位端部を保持するために配備中に収縮した形状で提供される前記又はある収縮装置を解放する手段を含んでもよい。] [0032] 前記収縮装置を解放する手段が前記制御要素であってもよい。] [0033] 本発明の別の態様によれば、植え込み型医療装置が提供されており、該装置は圧縮可能な及び湾曲可能な構造と、縫合糸材料のループとを含み、前記ループは、結び目で閉じられた第1端部と、結び目を通って通過し且つその中に少なくともループの締付け方向に摺動することができる第2端部とを含み、前記ループの締め付けが前記装置を湾曲させるように前記装置に取り付けられており、前記装置は弾性手段で相互に連結した複数のステントが備わっており、前記ループは、前記各ステントの隣接部分の複数の位置で前記装置の表面に保持されるように取り付けられ、それにより、前記ループが隣接したステント間で弾性手段の折り重ねを生じるように締め付けられるとき、少なくとも前記ステントの幾つかがお互いに所定の方法で重なるようにともに前記ステントを引っ張っている。] [0034] 本発明の別の態様によれば、植え込み型医療装置が提供されており、該装置は圧縮可能な及び湾曲可能な構造と、縫合糸材料のループとを含み、前記ループは、結び目で閉じられた第1端部と、結び目を通って通過し且つその中に少なくともループの締付け方向に摺動することができる第2端部とを含み、前記ループの締め付けが前記装置を湾曲させるように前記装置に取り付けられており、前記ループが、前記装置の内部空間とその外側の間で複数回通過し、それにより、前記装置にその前記内側から前記外側までの前記ループの移行箇所の間の各位置において圧縮しまたは折り曲がるように、前記医療装置に取付けられる。] [0035] 本発明の別の態様によれば、圧縮可能な及び湾曲可能な構造の植え込み型医療装置が提供されており、該装置は、前記医療装置の近位端の周りに提供される縫合糸からなる少なくとも1つのループを含み、前記ループは、配備中の前記医療装置の前記近位端を半径方向に収縮するために使用するとき、前記医療装置の前記近位端の直径より短い操作可能な長さを有する。] [0036] 有利なことには、前記ループは前記医療装置の湾曲中に収縮形状に保持されることができる。] [0037] 以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を単に一例として説明する。] 図面の簡単な説明 [0038] 従来の導入器システムによって大動脈弓内に配備されるステントグラフトの一例を示す。 本発明に使用可能な導入器システムの一例の斜視図を示す。 図2と同じ導入器システムを示す斜視図を示す。 図1のものに類似する図で、大動脈弓内でステントグラフトの理想的な配置を示す図である。 本発明の好ましい実施形態で使用される縫合糸のループの概略の構成を示す概略図である。 縫合糸のループの締め付けによって曲げられたステントグラフトを示す図5と類似の図である。 図5及び図6のステントグラフト用の湾曲縫合糸のループ用の結束機構の好ましい実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の異なる実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の異なる実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の異なる実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の異なる実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の異なる実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の異なる実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の異なる実施形態を示す。 ステントグラフトの近位端の湾曲を調整するための縫合糸のループの形状の異なる実施形態を示す。 ステントグラフトに湾曲を与える際に使用する配置要素の実施形態の正面図である。 図11の配置要素の拡大図である。 図11及び図12の配置装置の締付け棒の概略図である。 配備中のステントグラフトの近位端を束縛する際に使用する装置の実施形態を略図形態で示す。 配備中のステントグラフトの近位端を束縛する際に使用する装置の実施形態を略図形態で示す。] 図1 図11 図12 図2 図5 図6 実施例 [0039] 本開示のために、ステントグラフト又はその他の植え込み可能な医療装置の説明に関連して使用されるとき、用語「近位」は血流方向の上流である心臓に最も近い部分又は位置を指し、用語「遠位」は心臓から最も遠い部分又は位置を指している。一方、導入器アセンブリに関連して使用されるとき、用語「近位」は外科医に最も近い位置又は部分を指し通常は患者の体外に保たれ、用語「遠位」は外科医から最も遠い及び実際には配備処置中の患者に向かって最も遠い位置又は部分を指している。] [0040] 図1を参照すると、例えば、動脈瘤8の治療のために患者の大動脈2内にステントグラフト1の配置をする例が示されている。この特定の例においては、ステントグラフトは、その近位端4が部分的に大動脈弓3内にあり、その遠位端6が胸大動脈5に至るまで延在する。大動脈弓3の湾曲は、それにより曲げられて大動脈弓3に追随する従来の導入装置を使用する場合、ステントグラフト1の近位端4を不正確に配置させることがあり、それにより、その位置での該ステントグラフトの開口部が血管と垂直にならない。結果として、ステントグラフト1の内側7は、血管壁から立ち上がり、そこから間隔を空けて配置される。近位端4が横たわる角度Aは垂直線Bからそれている。これに伴う、内側7と大動脈壁間のすき間は、血液の漏出経路を作り、ステントグラフトの意図する機能の実現に失敗する可能性がある。実際には、そのような不正確な配置は、ステントグラフト1と血管壁間の確実なシールを実現するために、比較的長いネック部9を有することが必要であるという結果になる。従って、正常な血管壁の十分な長さのネック部9を有しない病態では今のところ処理することができない。] 図1 [0041] これらの問題に加えて、ステントグラフトの端部7は血流の力ではためく傾向があり、疲労摩擦及び血栓形成につながる。] [0042] 次に図2及び図3を参照すると、図1に示されている形態のステントグラフトの配置に使用される導入器の例が示されている。導入器10は、外部操作部分12と、遠位取付領域14と、近位取付領域16とを含む。遠位取付領域14及び近位取付領域16は移植片18の遠位端及び近位端をそれぞれ固定している。医療処置中に移植片18を配置するために、遠位取付領域14及び近位取付領域16は、患者の管腔を通り所望の配置部位まで移動される。導入器を操作するために外科医によって作動させられる外部操作部分12は、処置の間中患者の外部に留まる。] 図1 図2 図3 [0043] 導入器10の近位取付領域16は拡張器先端20を含み、該先端は典型的には従来様式のガイドワイヤ25を受け入れるために、その中に長手方向の穴22が備わっている。長手方向の穴22はまた医療試薬導入のためのチャネルとされる。例えば、医療処置の配置及び展開段階の間に血管造影ができるように造影剤を供給することが望ましいかもしれない。] [0044] 従来通りに可撓薄肉金属管で作られたガイドワイヤーカテーテル24が拡張器先端20に繋がれる。ガイドワイヤーカテーテル24は可撓性であるので、導入器10は大腿動脈などの比較的蛇行している血管に沿って進めることができ、遠位取付領域14は長手方向及び回転方向に操作することができる。ガイドワイヤーカテーテル24は、従来の方法で導入器10を通り外部操作部分12まで延在し、連結器具26で終端する。] [0045] 連結器具26は注射器を受け入れるように設計され、試薬の内部カテーテル24への導入を容易にする。ガイドワイヤーカテーテル24は可撓性の拡張器先端20の穴28に流体連通している。従って、連結器具26に導入された試薬は穴28まで流れ、そこから排出される。] [0046] 押出シース又は棒30は(以下で押出部材と称する)、典型的には可塑性材料で作られ、ガイドワイヤーカテーテル24と同軸上に且つ該カテーテルの半径方向外側に取り付けられる。押出部材30は「壁の厚い」ものであり、それは、望ましくはその壁の厚さがガイドワイヤーカテーテル24のものより数倍大きいということである。] [0047] シース32は押出部材30を覆って同軸上に且つ該押出部材の半径方向外側に延在する。押出部材30及びシース32は操作領域12に向かって遠位方向に延在する。] [0048] ステント、ステントグラフト、又は任意のその他の移植片或いは本装置10によって送達可能な人工器官であり得る移植片18は、シース32によって圧縮された状態に保持される。シース32は外部操作部分12のシース操縦器及び止血剤シーリングユニット34に向かって遠位方向に延在する。止血剤シーリングユニット34は、止血シール(図示せず)と従来式のルアーロック38によってユニット34に保持されている側管36とを含む。] [0049] シース操縦器及び止血剤シーリングユニット34はまた、シース32を止血シールに押し付ける締め付けカラー(図示せず)と止血シールを押出棒30の周囲に形成するシリコン・シール・リング(図示せず)とを含む。側管38は押出棒30及びシース32間の薬液の導入を容易にする。食塩水が典型的に使用される。] [0050] 導入器10の組立て中は、移植片18が外力によって圧縮されて保持され、シース32が近位取付領域16の拡張器先端20の近位端を越えて進められる。適切な遠位取付(保持)部分(本図では見えない)が押出棒30に連結され、処理中に移植片18の遠位端40を保持する。移植片18の遠位端は遠位トリガーワイヤ42が貫いて延在するループ(図示せず)が備わっている。該遠位トリガーワイヤはまた、遠位取付部分40内の穴(図1及び図2に示されていない)を通り、カテーテル24と押出棒30の間の環状領域44内に延在する。遠位トリガーワイヤ42は環状空間44を通り操作領域12まで延在し、遠位ワイヤ解放機構46において環状空間44を抜け出る。] 図1 図2 [0051] 外部操作部分12の近位部分は、少なくとも1つの解放ワイヤ作動部分50を有し、該解放ワイヤ作動部分50は本体48に取り付けられ、該本体48は押出部材30に取り付けられている。ガイドワイヤーカテーテル24は本体48を貫通する。遠位ワイヤ解放機構46及び近位ワイヤ解放機構50が本体48に摺動可能に取り付けられる。] [0052] 近位ワイヤ解放機構46及び遠位ワイヤ解放機構50は、近位ワイヤ解放機構46を必ず動かしてから、遠位ワイヤ解放機構50を動かすことができるようになっている。従って、移植片18の遠位端は、その自己展開式ジグザグステントが解放され終わるまで解放され得ない。ねじ52を締めると移植片18の不用意な早期の解放が防止される。止血シール(図示せず)は、医療処置中に不要に失血することなく、解放ワイヤが本体48を通り抜けて外へ延在できるように備えられている。] [0053] 外部操作部分12の近位部分は本体48の近位端に取り付けられたピンバイス(pin vice)54を含む。ピンバイス54はねじ蓋56を有している。 ピンバイス54のバイスの係合部材(図示せず)は、該ピンバイスがねじられたとき、ガイドワイヤーカテーテル24に当接して押し付ける、すなわち、該カテーテルと係合する。バイスの係合部材が係合するとき、ガイドワイヤーカテーテル24は本体48と共に動くことだけができ、従って、それは押出部材30と共に動くことだけができる。ねじ蓋56が締め付けられた状態で、アセンブリ全体を1つの構成要素として一体で動かすことができる。] [0054] いったん導入器アセンブリ12が所望の配置位置に置かれると、シース32は遠位取付部分14のぴったり近位まで引き抜かれる。この動作により、本実施例ではステント又はステントグラフトとなる移植片18の中間部分が解放され、その結果、該移植片は半径方向に拡張することができる。ひいては、移植片18を正確な位置決めのためにさらに回転させ、又は伸長させ、又は短縮させることができる。しかしながら、自己展開式ステントの近位端は解放ワイヤにより拡張器先端16でなお保持されている。また、移植片18の遠位端はシース32内になお保持されるであろう。] [0055] 次に、ピンバイス54を、押出棒30に対してガイドワイヤーカテーテル24の僅かな移動を可能にするように解放して、移植片18を、管腔内の所望の位置に正確に配置するために伸長させ、短縮させ、回転させ、又は圧縮させ得るようにしている。X線不透過性マーカー(図示せず)を、移植片18に沿って設け、それらの配置を支援するようにすることができる。] [0056] 移植片18の近位端が所定位置にあるとき、近位トリガーワイヤは近位ワイヤ解放機構の遠位への移動によって引き抜かれる。近位ワイヤ解放機構50及び近位トリガーワイヤは近位ワイヤ解放機構50を、ピンバイス54と、ねじ蓋56と、連結ユニット26とを越えて通過させることによって、完全に除去することができる。] [0057] 次に、ピンバイス54のねじ蓋56は緩められ、その後、カテーテル24は近位方向に押されて、拡張器先端20を近位方向に動かすことができる。拡張器先端20が移植片18の端部をもはや取り囲んでいないときには、該移植片は患者の管腔壁に係合するように拡張している。この段階から、移植片18の近位端をさらに動かすことはできない。] [0058] いったん、移植片18の近位端がしっかりと固定されると、シース32は遠位取付部分14の遠位方向に引き抜かれ、その引き抜きは移植片18の遠位端が拡張できるようにする。この時点で、移植片18の遠位端はさらに必要に応じて再配置されてもよい。] [0059] 図3から具体的に明らかであるように、導入器の遠位端は可撓性であり、それにより、患者の脈管構造の蛇行している経路に追随することができ、更に幾つかの応用においては、大動脈弓などの管腔の湾曲部分にステントグラフトを配備することができる。また一方、遠位端は、管腔の湾曲部によって曲げられた形状にさせられたそのものであるガイドワイヤの湾曲の結果として、その形状に湾曲される。この結果として、導入器の遠位端はどのような湾曲の外側にも追随する。そのような状態で配置がなされるとき、例えば大動脈弓内でなされるとき、ステントグラフトは、図1の例のように、不適切に配備されることになる可能性がある。] 図1 図3 [0060] ステントグラフト用の最適な配置を図4に示す。図でわかるように、ステントグラフト1は患者の大動脈2内に適切に配備されている。ステントグラフト1の近位端74は大動脈弓76に、本実施例では、左鎖骨下動脈78のちょうど手前に配置されるが、幾つかの状況においては、左鎖骨下動脈78を越えて、更に、左総頚動脈80及び腕頭動脈82を越えて、上行大動脈84内まで延在するようにされる。そのような場合に使用されるものとしては、有窓性の又は枝付きのステントグラフトが知られている。] 図4 [0061] 近位端74が図4で正しく位置し、それにより、血管に垂直であることを留意されたい。この配置において、該近位端はその半径方向内側90を含む外周全面の血管壁に対して適切にシールされており、血液漏出のすき間がないようにしている。] 図4 [0062] ステントグラフト1の近位端74の正確で確実な配置は、信頼性の少ない従来技術のシステムに比べて、該近位端が血管壁のより短いネック部の長さにうまく合うことができる。] [0063] 出願人の米国特許第6,974,471には、ステントグラフトを配備する時点で同ステントグラフトに湾曲部を与えるための機構が記載されており、第一にステントグラフトの近位(上流)端上に引っ張るように作動する機構とされている。] [0064] 本発明は、従来技術の導入器システムで直面する問題に対処しようとするものであり特に大動脈弓及びその他の脈管構造のきつく湾曲した領域における管腔へのステントグラフトの取り付けを改善しようとするものである。] [0065] 図5を参照すると、ステントグラフト100の近位端102を湾曲するための機構を図解の形態で示してある。機構はステントグラフト100の片側に配置された縫合糸104のループ108を含み、該ループはステントグラフト100の複数のステントリング106の周囲に以下で記載される種々の配列で巻きつけられる。縫合糸は、ループ108をピンと張るように引っ張ることが可能である自由端110を含み、従って遠位方向にステントグラフトの近位端102を引っ張り、それにより、図6に示されるように、ステントグラフト100を湾曲するようにすることができる。] 図5 図6 [0066] ステントグラフト100の近位端102を湾曲させる操作は、該近位端が配置される管腔の形状にステントグラフト100の形状を合致させることを目的としている。例えば、大動脈弓内の配備に関しては、図4に示すように、ステントグラフト100は縫合糸の自由端110を引っ張ることによって大動脈弓の湾曲部に相当する大きさまで曲げられる。そうすることによって、近位端102を血管壁に対してよりよい方向に向かわせ、それにより、血管壁に沿ってできるだけ近接した配置を実現し、その結果、ステントグラフトの開口部はその近位端102において実質的には血管壁に対して垂直である。これは、ステントグラフト100の近位端102のシールを最適化し、且つ正常な血管壁組織の短いネック部だけを有する血管内でのステントグラフトの取り付けも可能にする。] 図4 [0067] 縫合糸のループ108には縫合糸が通る一つの端で結び目112が設けられている。結び目112は、該糸がループ108をピンと張ることができるようにそれを通って摺動することができるようにする。結び目112は引き結び目(slip knot)であることも可能であり、自由端110がステントグラフトを曲げるために遠位方向に引っ張られるとき、及び近位方向に自由端110が解放されるとき、両方ともに、糸がそれを通って摺動することができるようにする。これは、ステントグラフトが、例えばそれが取り付けられる管腔の変化する曲率に追随できるようにし、該ステントグラフトの配備後の縮小した曲率角度を変更できるようにする。この応用に適した引き結びは当技術分野においてはよく知られている。引き結びの利点は、自由端110が施術者(典型的には医師)によって解放されると、ステントグラフトは管腔とともにより自由に動くことができる、管腔を縫合糸のループ108によって該ステントグラフトに付与された湾曲部に押し付けない、及び疲れ破損する傾向が小さい、ということである。] [0068] 別の実施形態においては、結び目112は半むち先結びなどの自己引き締め結び目(self tightening knot)である。この種類の自己引き締め結び目は当技術分野においては既知のものである。] [0069] 自己引き締め結び目の特徴は、本実施例では、該結び目が、糸が結び目を通して引っ張られることでループ108の長さを短くし、ステントグラフト100の近位端102を湾曲するということである。その後、結び目112は所定の位置にループを係止し、自由端110がループを緩める反対方向に摺動しないようにする。そのような結び目はステントグラフトを選択された曲率角度に固定し、該角度が増大しないようにする。それは、ステントグラフトのまっすぐになる傾向により与えられる可能性がある真っ直ぐにする力を血管に押し付けることが望まれない場合においては、好都合であり得る。それはまた、特定の病態に対して有用と見られている特定の湾曲部を血管に与えるために使用することができる。] [0070] 図6Aに示される実施形態においては、結び目112は、ステントグラフト100のステント106にそれ自体が結ばれ、本実施例においては、結び目112及びステント支柱106双方に縫合される糸のループ114(その他の実施形態においては、ループ114はステントグラフト100のグラフト材料に縫合されてもよい)によって、それ自体が結ばれる。この方法で結び目112を結ぶことによりループ108の締め付けを支援する。より詳細には、結び目112がステントグラフトに任意の方法で結ばれていない場合においては、自由端110を引っ張ることは、ループ108の遠位端の全体を、結び目112を含んで遠位方向に引っ張り、それ故にループ108それ自体を締め付けることができなくするであろう。従って、前もって導入器に結び目を拘束するある要素を設けることが必要となっており、典型的には、自由端110を通過し、且つ結び目112の直径より小さいルーメンを有する細いカニューレであって、その中に該結び目が通過できないようなカニューレが設けられる。この解決策によって、自由端110が引っ張られるとき、結び目はカニューレに当接して、それ以上動かせない。自由端110を引き続き引っ張るとループ108が締め付けられる。この解決法はループが締め付けられることを可能にするが、固定されない位置のカニューレに依存してループを締め付けるので、望ましいものではない。] 図6A [0071] 図6Aは、より確実に締め付けることができるループの構成の実施形態をより詳細に図示する。ループ108、結び目112及び端部110は図5及び図6に示す実施例と実質的には一致しており、結び目は同じように引き結び又は自己引き締め結びである。糸のループ114は結び目112及びステントグラフト100のステント106を通して縫合されている。これはステントグラフト100に、実際は相対的に固定された位置に、結び目112を結ぶ効果を有し、その結果、糸104の自由端110が引っ張られるとき、結び目112はそれとともに摺動することができず、ループ108が締め付けられる。実際には、この解決策は従来技術のようにカニューレを使用する必要をなくす。このことにもかかわらず、カニューレを使用することは、該ステントグラフトの湾曲した形状にされる間、ステントグラフト100が動くのを無くすことを確実にするので好適である。] 図5 図6 図6A [0072] 図6Aはステント106に糸を通した縫合糸のループを示し、それはグラフト材料に又はステント及び隣接のグラフト材料の双方に一様に糸を通すことも可能である。後者は、ステントがグラフト材料の糸104が設けられていない側に配置されている場合に、特に適切である。] 図6 [0073] さらに図6を参照すると、ステントグラフト100の湾曲した形状への押し付け方を正確に調整するのに適している。これは、ステントグラフトが、典型的には管状のグラフト材料に沿って隔置された関係に配置された複数のステントリング106の形状をなしている、という事実を踏まえると特に重要である。ステントリング106は実質的にはステントグラフト100の長手方向に剛性であるので、ステントグラフトの一様な湾曲には適さない。] 図6 [0074] 図7から図10はステントグラフトの曲げ方を調整するための複数の異なる縫合糸のループの構成を示す。これらの図においては、縫合糸材料のループ108が種々の異なる方法でステントリング106の支柱の周りを通過することが示されている。ループは、ループ108の糸の適切な位置決めを確定的にする固定点を提供するために、ステントグラフト100のグラフト材料を使用するが、ステントそれ自体の縫合糸に依存することもできる。] [0075] 図において、ステントリングの上部位置をループの糸が通過する場合には、糸が、ステント106の近位の位置において2つの支柱間にある頂点116(図5を参照)に近接して配置されていることを表し、一方、糸がステントリングの下部位置を通過する場合は、糸が、ステント106の遠位の位置において2つの支柱間にあるくぼみ118に近接して配置されていることを表している。] 図5 [0076] 図7Aから図10Aにおいては、各図の上部端はステントグラフト100の近位端102を示す。単純化するために、ステントグラフト100のグラフト部分は図7Aから図10Cに示されていない。ステントグラフト100が図に示され且つ以下に説明される湾曲した形状の一方に押し付けられるとき、ステント106間のグラフト材料は折り重なるであろうことを理解されたい。さらに、結び目112は、単純化するために、どの図にも示していない。しかしながら、これは各図に端部の遠位だけを示して提供されており、好ましくは、しかし必然的ではないが、図6Aに示す方法で、ステント106に結ばれるであろう。] 図10C 図6A 図7A [0077] まず図7Aを参照すると、ステント106がステントグラフト100の近位端から遠位端まで、湾曲部の内側で互いの上に横たわることを確定的にする構成が示されている。この構成においては、ループ108は、ステントグラフトの端のステント106の支柱対の谷部118の周りを通って、ステントグラフト100の内側を通り抜けて、一直線に次のステント106の谷部118を通って戻って出て、直ちにステントグラフト100の内側に戻って入り、すぐに3つ目のステント106の谷部118を再び通り出て、最後に結び目112(図7Aに示さず)に至る。] 図7A [0078] 図7Aの構成は、ステントグラフトに対して及び湾曲部の内側のステント106の側部に対して、実質的には同一の曲率角度を与えて、1つのステント106の後端が次のステント106の前端の上で湾曲部に被さって整列して横たわるように相互に避けて摺動させるために、各々連続する3つのステント106の組を提供している。その結果は図7Bに、より詳しくは図7Cに概略図で理解できる。] 図7A 図7C [0079] ステント106が湾曲部の内面に沿って相互に確実に重なることにより、図7Cで理解できるように、ステントグラフト内の乱流を最小限に抑える。] 図7C [0080] 図8Aはループの構成の別の実施形態を示す。本実施形態においては、ループ108は、図7の実施形態にあるように、ステントグラフト100の近位端104に接近した3つのステント106の谷部118を通過するが、この場合においては、ループ108はステントグラフト100の外側のステント106に横たわるように通過する。図8B及び8Cで理解できるように、この構成は、各ステント106の遠位端を隣接したステント106の近位端の外側に遠位方向に横たわるようにさせる。この構成は、図8Cで具体的に理解できるように、流体がステントグラフト100の近位側から遠位端に向かう矢印の方向に流れるとき、ステントグラフト内で流れの乱れを増すであろう] 図8A 図8B 図8C [0081] 図9Aは、ループ108が、初めに最も端のステント106の2つのステント支柱の谷部を通り、ステントグラフト100の内側に入り、第2の支柱106を全く外して、第3のステント106の頂点116を通って外に通過する構成を示す。その後、ループ108はステントグラフト100の外部を通過し、第4のステント106の頂点116の直ぐ上に戻り、次に頂点116の直ぐ下を外に出る。] 図9A [0082] 図9Aのこの構成はステントグラフト100を、図9B及び図9Cに示す、第2のステント106が湾曲部の内側で第1及び第3のステント106の外側に向かって押されるという態様で曲げられるであろう。この構成は、ステント106の間に配置されたグラフト材の曲率を制限する制限する効果を減少する、換言すると、ステントグラフト100のより大きい曲率を可能にする。さらに、図9Bの概略図で具体的に理解できるように、近位端104から一番目のステント106の遠位端は二番目のステント106の上に置くので、ステントグラフト100内の流れの乱れを減少する実質的には均一の内表面をステントグラフト100に提供している。] 図9A 図9B 図9C [0083] 図10Aはさらにループの構成の別の実施形態を示す。本実施形態においては、ループ108はステントグラフト100の近位端104において第1のステント106の谷部118の周りでループになって始まり、ステントグラフト100の外部を第2のステント106を越えて通過し、第3のステント106の頂点116の直ぐ上に戻って入り、該頂点を通ってステントグラフトの外に戻り、同様の態様で、第4のステント106の頂点116を通過する。] [0084] 図10Aの構成は、このようにして、第2のステントがループ108に連結されないようにして、且つループ108が該ステントの外側を通るようになされる。この構成の効果は、ループ108が締め付けられるとき、図10B及びより完全には図10Cに概略図の形状で示される態様で、屈曲部の内側の湾曲部において外側に第2のステント106を押圧することである。該構成は第2のステントのステント支柱が、湾曲部のステントグラフト100の内側で横たわるようにしており、そのことは流れの乱れを増す可能性がある一方、本構成はよりきつい曲率を本構造のステントグラフトに提供する。具体的には、第2のステント106は、それに第1のステント106の後端及び第3の支柱の前端によって与えられた力を受けて半径方向外側に押し付けることができ、該押し付けはステントグラフトが湾曲できる角度を増やす。その他の構成としては、例えば、図7A及び図8Aに具体的に示す構成のように、ステントは一端が隣接したステントの上方に、及び他端が隣接したステントの下方で均等に配列され、その結果、ステントは均等に支持され、且つ押し付けられた状態に付勢される。ステント支柱の剛比は、ステント106が図7A及び図8Aの構成においては、押し付けることができる量を制限するのに対して、図10Aの構成においては、第2のステントに対してその隣接したステントの1つによるそのような支持はなく、その結果、より強く押し付けることができ、ステントグラフト100全体のより大きな曲率(より小さい半径)を提供する。] 図10C 図7A 図8A [0085] ここで、具体的に図11及び図12を参照すると、ループ108を操作しステントグラフト100に湾曲を与えるための装置の好ましい実施形態が示されている。装置は、ループ108の結び目112に隣接して位置する遠位端122を有する細いカニューレ120を含む。好ましくは可撓性の形態であり、既知の材料の1つで製作され、当該目的のために当技術分野において使用されているカニューレ120は、導入器の外部操作端に向かって近位方向に、具体的には医師によって制御できる位置まで延在する。例えば、カニューレは標準の導入器アセンブリの別の構成要素に対して固定されることもできるということが予想される。カニューレ121は、ループ108の自由端110の通路のためのルーメン121を有し、ループ108を締め付けてステントグラフト100を曲げるために、該自由端を引っ張ることができるようにしてある。] 図11 図12 [0086] 遠位端122に隣接して、カニューレ120はルーメン121に開口しているスロット124を有する。該スロット124を通って延在する、縫合糸材料の結ばれたループ126が設けられており、該ループはステント106のステント支柱及び制御ワイヤ又は棒128の周りに配置される。結ばれたループ126は以下に説明するように、ループ126が解放されるまでカニューレ120をステントグラフト100に対して固定する。カニューレ120はステントグラフト100に結ばれており、例えばループの自由端110を引っ張られる間、カニューレ120を所定位置に保持することによってステントグラフトの位置調整を行うことができる。この特徴は、ループ108を引っ張る動作は、必然的にステントグラフト100を治療部位から離れて下流の方向に引っ張る傾向となるので、特に有利である。カニューレは、医師がカニューレ120を使用し、ループ108の引っ張る力に対抗して押す力を加え、それによりステントグラフト100を所定位置に保持し、さらにカニューレ120の移動によってステントグラフト100の位置に対して一定の調整を提供できるようにしている。] [0087] 次に図12及び図13を具体的に参照すると、ループ108、及び特にその自由端110、さらにステントグラフト100にカニューレ120を結ぶために使用される結ばれたループ126を保持するための機構の実施形態が示されている。本実施形態においては、自由端110はループ130の状態で結ばれている。引張り紐140はループ状端部142が備わっており、該端部は糸110のループ状端部130を通って送り込まれる。制御ワイヤ又は棒128は引張り紐140のループ142を通って送り込まれる。同様に、結ばれたループ126はまた、制御ワイヤ又は棒128に配置される。図12で理解できるように、これらのループはカニューレ120のルーメン121内に存在する。] 図12 図13 [0088] ループ108は引張り紐140を引っ張ることによって締め付けることができ、その際に、ループ142が制御棒128の下方へ摺動し、それとともにループ状端部130を引っ張り、それにより、ループ108を締め付ける。] [0089] 一旦、ステントグラフト100が所望の大きさに曲げられると、カニューレ120は引張り紐140とともに取り外すことができる。これは制御棒128を引き戻す(図12及び図13において該棒を下方に引っ張る)ことによって達成され、その際に、結ばれたループ126がまず棒128から解放されることになり、それでカニューレ120が自由となり、次にカニューレ120をステントグラフト100から解放する。次に、制御棒128はさらに引き戻され、これによりループ142が解放される。引張り紐140は今や引き抜くことができ、ループ142がループ130を通過するのに自由であると、それにより引張り紐140をループ108の自由端110から解放する。一旦、これが達成すると、カニューレ120、制御棒128、及び引張り紐140は完全に取り外すことができ、ステントグラフト100を所定位置に残す。結ばれたループ126及び締め付けるループ108は、配備処置後ステントグラフト100の所定位置に残るであろうことを理解されたい。] 図12 図13 [0090] 次に図14A及び図14Bを参照すると、ステントグラフト100の配備中にその近位端102を保持するための構成の実施形態が示されている。典型的には、ステントグラフトを所定位置に固定するために、血管の壁に押し付ける一連の棘をステントグラフトの近位端に備えられている。従来式の配備処置に関しては、棘は、ステントグラフトが所定位置にあり且つ拡張されているときだけ血管壁を突き刺すので、どのような特別な問題も呈する傾向はなかった。しかしながら、ステントグラフトの湾曲を提供するシステムにおいて、特に配備中に湾曲部の内側の区域に位置するステントグラフトの側部の圧縮により、問題が発生する。このようなシステムは、湾曲しているので、ステントグラフトの近位端が後方に引き込まれてしまう可能性があり、その結果として棘が血管に沿ってこする可能性があり、血管壁を傷つける。] 図14A 図14B [0091] 図14A、図14Bにおいては、ステントグラフト100の近位端102を拘束するためのシステムを示しており、これは、該ステントグラフトが配備部位まで搬送されて、外側シース及び内部カテーテルから解放され終えたものである。本実施形態においては、システムは、最も近位のステント106の周囲に半径方向に配置されている縫合糸材料から成る2つの糸150、152を提供する。図示されるように、糸150、152はステントグラフト100の非圧縮の直径より小さいときの長さであり、その結果、該糸は、解放されるまで、該ステントグラフトを圧縮された又は巻き付けられた状態に保持する。] 図14A 図14B [0092] 図に示すように、糸には制御ワイヤ又は棒128に配置されているループ状端部が備わっており、該ワイヤ又は棒は図11から図13に示される制御棒128と同じ物であってもよい。] 図11 図13 [0093] 図14Bを詳細に参照すると、ステントグラフト100は、典型的には送達のために従来の方法で、3つ以上の半径方向の位置で内側に向けてステントグラフトを引っ張って巻き付けられ、その結果、図14Bに示すようにその軸線に沿って見るとき、プロペラ又は翼形状の外形となる。糸150、152はこのようにしてステントグラフト100の「翼」154の端部に押圧するであろう。このようにして、この構成で、ステントグラフト100の外側に備えられた棘の一部分は、翼154の包絡線内に保持される。ほんのわずかの棘が翼154の前端に延在し得て、糸150、152が収縮した形状で保持し続けることができる。幾つかの実施形態においては、ステントグラフト100は、図14Bに示されるように巻き付けられて保持されるとき、翼の前端には棘が無いように製作されることもでき、その場合には、ステントグラフト100が曲げられるとき、血管壁を棘が引っかける恐れは無くなる。] 図14B [0094] この構成で、ステントグラフト100の近位端102は、ステントグラフトを曲げる処置の間中、拘束し続けることができ、その結果、血管壁を棘が傷つける恐れは無くなる。すなわち、ステントグラフト100が曲げられている間、糸150、152はその構成を拘束し続けることができる。一旦、ステントグラフト100が所望の大きさに曲げられると、本実施形態においては、制御棒128を引き抜くことによって糸150、152を解放することができ、各ループ状端部がそれら自体相互から自由になることができ、且つステントグラフト100の近位端が拡張できるようにし、その結果、ステントグラフトが血管壁に接触し、備えられた棘が血管壁に刺し込み、ステントグラフト100を所定位置に固定することができる。ステントグラフト100はすでに曲げられているので、血管壁に沿ったステントグラフト100の移動は極小であり、ひいては血管壁への損傷は、有ったとしても最小化される。] [0095] 好ましい処置は、このようにステントグラフト100を完全に配備すること(拡張すること)、該ステントグラフトを所望の曲率角度に湾曲すること、及び縫合糸150、152の解放によって近位端104を拡張することができるようにする。] [0096] 糸150、152は、典型的にはステントグラフト100に縫い合わされるか又は別の方法で固定されることで、制御棒128から解放されるとすぐに保持されるであろう。] [0097] 制御棒128は図11から図13のものと同じものであることもでき、従ってカニューレ120及び締め付けるループ108を開放するためにさらに引き抜かれるであろうことを理解されたい。] 図11 図13 [0098] 本明細書で教示されている種々の特徴は、上記に説明しているように、組み合わせて使用することもできるが、その他の医療装置及び導入器システム自体によって同等に使用することもできる。] [0099] 1ステントグラフト 2大動脈 3大動脈弓 4近位端 6遠位端 7 端部、内側 8動脈瘤 9ネック部 10導入器 12外部操作部分 14 遠位取付領域 16拡張器先端 18移植片 20 拡張器先端 22 穴 24ガイドワイヤーカテーテル 25ガイドワイヤ 26連結器具 28 穴 30押出部材 32シース 34止血剤シーリングユニット 36側管 38ルアーロック 40 遠位取付部分 42 遠位トリガーワイヤ 44 環状空間 46 遠位ワイヤ解放機構 48 本体 50 近位ワイヤ解放機構 52 ねじ 54ピンバイス 56ねじ蓋 74 近位端 76 大動脈弓 78左鎖骨下動脈 84上行大動脈 100 ステントグラフト 102 近位端 104 糸 106ステントリング 108ループ 110 自由端 112結び目 114 糸のループ 116頂点 118 谷部 120カニューレ 121 カニューレ、ルーメン 122 遠位端 126 結ばれたループ 128 棒、制御棒 130ループ状端部 140引張り紐 142 ループ状端部 150 糸 152 糸 154 翼]
权利要求:
請求項1 圧縮可能な及び湾曲可能な構造の植え込み型医療装置であって、縫合糸材料のループを含み、前記ループは、結び目で閉じられた第1端部と、結び目を通って通過し且つ少なくともループの締付け方向に摺動することができる第2端部とを含み、前記ループの締め付けが前記装置を湾曲させるように前記装置に取り付けられており、前記医療装置の一部分に前記結び目を結合する結び要素を含む医療装置。 請求項2 前記結び目が引き結びの1つ及び自己引き締め結びである、請求項1に記載の植え込み型医療装置。 請求項3 前記装置は弾性手段で相互に連結した複数のステントが備わっており、前記ループは、前記各ステントの隣接部分の複数の位置で前記装置の表面に保持されるように取り付けられ、それにより、前記ループが隣接したステント間で弾性手段の折り重ねを生じるように締め付けられるとき、少なくとも前記ステントの幾つかがお互いに所定の方法で重なるようにともに前記ステントを引っ張る、請求項1又は2に記載の植え込み型医療装置。 請求項4 前記装置がステントグラフトであり、前記弾性手段がグラフトファブリックである、請求項3に記載の植え込み型医療装置。 請求項5 前記ループがその中に保持される隣接した各ステントの重なりを生じさせるように前記装置に取り付けられている、請求項3又は4に記載の植え込み型医療装置。 請求項6 前記ループが、前記装置の近位端から遠位端の方向に、各ステントの後端をその隣接するステントの前端の上方に摺動させるように取付けられる、請求項5に記載の植え込み型医療装置。 請求項7 前記ループが、前記装置の近位端から遠位端の方向に、各ステントの後端をその隣接するステントの前端の下方に摺動させるように取付けられる、請求項5に記載の植え込み型医療装置。 請求項8 前記ループが、前記ステントの少なくとも1つをそのどちらか一方の側に配置されたステントの間で引っ張られるように取り付けられる、請求項3から7の何れかに記載の植え込み型医療装置。 請求項9 前記少なくとも1つのステントが、それに隣接した前記ステントの下の位置に、前記装置の外側に横たわるように引っ張られる、請求項8に記載の植え込み型医療装置。 請求項10 前記少なくとも1つのステントが、それに隣接した前記ステントの下の位置に、前記装置の内側に横たわるように引っ張られる、請求項8に記載の植え込み型医療装置。 請求項11 前記ループが、前記装置の内部空間とその外側の間で複数回通過し、それにより、前記装置にその前記内側から前記外側までの前記ループの移行箇所の間の各位置に押し付けまたは折り重ねさせるように、前記医療装置に取付けられる、上記請求項の何れかに記載の植え込み型医療装置。 請求項12 前記装置の近位端をその湾曲の間束縛する収縮装置を含む、上記請求項の何れかに記載の植え込み型医療装置。 請求項13 前記収縮装置は、前記装置の前記近位端の周りに巻き付けられた少なくとも1つの糸を含み、前記少なくとも1つの糸が前記装置の完全な配置を可能にするために束縛する構成から解放可能である、請求項7に記載の植え込み型医療装置。 請求項14 患者の管腔に、上記請求項の何れかに記載の植え込み型医療装置を配備するのに適している導入器アセンブリであって、カニューレであって、その遠位端に開口部を提供するカニューレと、前記開口部を通って前記カニューレによって保持することができ、且つ前記植え込み型医療装置の一部分に結わえ付けられる結びループと、前記医療装置の配備の際に前記結びループを解放することができる解放要素とを含む導入器アセンブリ。 請求項15 前記解放要素は、制御要素であって、前記結びループがそれ自体を前記カニューレに保持するように該制御要素の周りに保持される制御要素を含み、前記制御要素は前記カニューレから前記結びループを開放するために引き込み可能である、請求項14に記載の導入器アセンブリ。 請求項16 前記制御要素が制御棒又はワイヤである、請求項15に記載の導入器アセンブリ。 請求項17 前記カニューレが前記医療装置の前記締め付けるループの第2端部を収容するルーメンを提供する、請求項14、15及び16に記載の導入器アセンブリ。 請求項18 前記解放要素が、締付け可能なループの第2端部に取り付けられる引張り紐又はワイヤを含む、請求項14から17の何れかに記載の導入器アセンブリ。 請求項19 前記解放要素が締付け可能なループの第2端部を引張り紐から解放することができる、請求項14から18の何れかに記載の導入器アセンブリ。 請求項20 前記引張り紐が、前記締付け可能なループの前記第2端部上にループ状端部と係合可能なループ状端部が備わっており、前記引張り紐の前記ループ状端部は、前記解放要素によって保持することができ、前記解放要素の引き抜きによって解放可能であることにより、前記導入器から締付け可能なループを取り外す、請求項19に記載の導入器アセンブリ。 請求項21 前記医療装置の近位端部を保持するために配備中に収縮した形状で提供される前記又はある収縮装置を解放する手段を含む、請求項14から20の何れかに記載の導入器アセンブリ。 請求項22 前記収縮装置を解放する手段が前記又はある制御要素である、請求項21に記載の導入器アセンブリ。 請求項23 圧縮可能な及び湾曲可能な構造と、縫合糸材料のループを含む植え込み型医療装置であって、前記ループは、結び目で閉じられた第1端部と、結び目を通って通過し且つその中に少なくともループの締付け方向に摺動することができる第2端部とを含み、前記ループの締め付けが前記装置を湾曲させるように前記装置に取り付けられており、前記装置は弾性手段で相互に連結した複数のステントが備わっており、前記ループは、前記各ステントの隣接部分の複数の位置で前記装置の表面に保持されるように取り付けられ、それにより、前記ループが隣接したステント間で弾性手段の折り重ねを生じるように締め付けられるとき、少なくとも前記ステントの幾つかがお互いに所定の方法で重なるように、ともに前記ステントを引っ張る、医療装置。 請求項24 前記装置は可撓性のファブリック材料に連結した複数のステントが備わっており、前記ループは、前記各ステントの隣接部分の前記装置の外側から内側又は反対側まで通過するように取り付けられ、それにより、前記ステントを引っ張り、前記ループを締め付ける際に隣接したステントの間のファブリック材料の折り重ねをもたらす、請求項23に記載の植え込み型医療装置。 請求項25 前記装置がステントグラフトである、請求項24に記載の植え込み型医療装置。 請求項26 前記ループがその中に保持される隣接した各ステントの重なりを生じさせるように前記装置に取り付けられている、請求項24又は25に記載の植え込み型医療装置。 請求項27 前記ループが、前記装置の液流方向に、各ステントの後端をその隣接するステントの前端の上方に摺動させるように取付けられる、請求項26に記載の植え込み型医療装置。 請求項28 前記ループが、前記装置の液流方向に、各ステントの後端をその隣接するステントの前端の下方に摺動させるように取付けられる、請求項26に記載の植え込み型医療装置。 請求項29 前記ループが、前記ステントの少なくとも1つをそのどちらか一方の側に配置されたステントの間で引っ張られるように取り付けられる、請求項24から28の何れかに記載の植え込み型医療装置。 請求項30 前記少なくとも1つのステントが、それに隣接した前記ステントの下の位置に、前記装置の外側に横たわるように引っ張られる、請求項29に記載の植え込み型医療装置。 請求項31 前記少なくとも1つのステントが、それに隣接した前記ステントの下の位置に、前記装置の内側に横たわるように引っ張られる、請求項29に記載の植え込み型医療装置。 請求項32 植え込み型医療装置であって、圧縮可能な及び湾曲可能な構造と、前記医療装置の近位端の周りに提供される縫合糸材料の少なくとも1つのループとを含み、前記ループは、配備中の前記医療装置の前記近位端を半径方向に収縮するために使用するとき、前記医療装置の前記近位端の直径より短い操作可能な長さを有する医療装置。 請求項33 縫合糸材料の前記ループは前記医療装置の湾曲中に収縮形状に保持されることができる、請求項32に記載の植え込み型医療装置。
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